第33章 決戦の日*緑間
集合場所に行くともうすでにほとんどが集まっていた。
「おせーよ、真ちゃん!」
「そんなことはない。時間通りなのだよ。」
「五分前行動しろよ~。あっ、知らなかったのか?w」
高尾はいつも通りへらへらと笑っている。
(知っているに決まっているのだよ。)
「そんなことするつもりはない。それよりも…茶倉の姿が見えんが?」
「それ、思った。優ちゃんが遅れるなんて考えづらいしな…!まさかってことはないよな?」
俺達の頭にはあのことがよぎる。
(む、そういえば…)
「優なら学校によってから来るのよ。資料取りにね~!」
予想とは違った答えが述べられる。
「なら良いのだよ。」
とりあえず無事そうだ。