第32章 インターハイ!*高尾
「あっ、用意しといたよー!」
「おっ、サンキュー☆」
「ふふっ。頼ってもらえて嬉しい…」
あの時はどうなるかと思ってたけど、いつも通りだな。
正直距離置かれたらどうしようと思ってたから、助かったぜ…!
「じゃあまず誠凛から…」
DVDをセットして再生する。
一回見たから何となく掴めている。
チームプレー重視の攻撃型。
火神のパワーと黒子のミスディレクションに注意って感じだろ。
「テツくんのマークは和くんだね。」
「おう、任せろっ!」
自信を持って言い切る。
オレにミスディレクションは通じねぇからな!