第5章 秀徳高校バスケ部!*茶倉
「あくまでも噂だからね!」
念を押され、なにが言われるのかドキドキする。
「バスケ部のマネージャーって2年に1回、それも1人しか募集しないんだって。」
「えっ!?もしかして今年は募集しないの!?」
それじゃあ私、どうすればいいのかな…?
「いや今年はあるけど…希望する人、すっごく多いらしいよ。そこから1人なんて、なんでなんだろ?」
「あーうち聞いたことあるよー!…昔、交友関係のトラブルが原因とかで……」
「うわぁ!マジかー!優、それでもやんの?」
いきなり振られて一瞬止まるが、しっかり言った。
「うん!やるよ!」
「あーもう!可愛いなぁ!あたしたち、応援するからねっ!!」
「うん!ありがとう!」
…でもやっぱりちょっと不安だな。
1人だけなんだ…