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黒バス triangleー青春はあっというまっ!

第28章 涙の彼女は散りゆく桜のように…*高尾



どれくらいそうしてただろう。

日はいつの間にか沈みかけていた。

「…和くん。」

「どうした?」

「ごめん…苦しいっ…!」

思いもよらず強い力で抱きしめ続けていたみたいだ。

「あっ!悪い!」

ぱっと体を離した。

「あ、うん…ありがとう。和くん。」

いつもの笑顔が戻る。

空はもう暗かった。

でも優ちゃんの笑顔は眩しいくらいだった。



(…この笑顔を守りたい。)




「なあ、優ちゃん。」



「うん?」







「オレ、優ちゃんのことが……」
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