第24章 姫君降臨!?*高尾
「で、なんで氷室さんが出てきたの?」
確かにそうだ。いきなりだったよな。
「室ちんがね~好きな女の子にこうするといいって教えてくれた~!」
「す!?」
突然の発言に優ちゃんは口をぱくぱくさせている。
「紫原くん、いきなり何を言い出すんですか?」
「そのまんまの意味~」
「俺も優っちのこと、好きッス~!」
そう言うと、黄瀬が優ちゃんの右腕にぎゅっと抱きついた。
「あっ、黄瀬!?なにしてるんだよ!」
青峰も優ちゃんの左腕を引っ張る。
「二人とも~ひねりつぶすよ。」
そう言いながらも二人ではなく優ちゃんを後ろに引っ張る紫原。
「皆さん、やめてください。」
「お前ら止めろ。」
止めようとする、黒子と赤司。
帰ってきてから優ちゃんのことを見ていない真ちゃん。
さすがキセキの世代ってか?
…さっきから圧倒されっぱなしだ。