第22章 おいでませ、秀徳祭♪*茶倉
こうして私は猫耳メイドさんとして今日一日過ごすことになりました。
宣伝していたおかげもあってか、始まってすぐにたくさんのお客さんが来た。
女子が少ないので私に注目が集まりやすい。
「ううっ…やっぱり見られてるし…恥ずかしい…//」
「まあ、優ちゃん可愛すぎるからな!仕方がねぇだろ!」
「和くんだってかっこいいよー!」
本当に。女性のお客さんだって一杯だし。
「マジで!嬉し「高尾!仕事するのだよ!」…はいはい。じゃ頑張ろうぜ☆」
…この格好で頑張りたくないんだけど。
「あら、頑張んないとだめだからね。」
紅子先輩が気持ちを読んだように、声をかけてくる。
(ちなみに紅子先輩もメイド服。猫耳はないけど…)
「優勝するかはあなたにかかってるからね~♪」
「なんで私ですか?紅子先輩も猫耳してくださいよ~。」
「…さっ!仕事仕事!」サササッ。
「あっ。」逃げられた。
「メイドさーん!オーダー!」
「はいっ!」
仕事しますか…