第21章 大切なもの*青峰
「さぁて、どれから食べようかな~♪」
引っ張られて来た会場には色とりどりの料理が並べられていた。
「バイキングか?」
「うん!やっと予約取れたんだ~!」
きれいに並んだ料理の数々を見て目を輝かせている。
(ホテルって…!期待した俺がバカみたいだ…ってなんも期待してねえよ!)
「大くん?大丈夫?顔赤いよ?」
下からのぞき込まれる。
「いや、なんでもねぇ。さっさと行くぞ。」
(不意打ちはずりぃだろ…///)
照れ隠しにスタスタと歩き出す。
「あ、大くん待って!!」
優はそんな俺にチョコチョコをついて来た。
(~っ!可愛すぎたろ!)