第3章 新しい朝*緑間
「何なのだよ!その呼び方は!」
「真ちゃんは真ちゃんだろ?…てかそのしゃべり方何なのだよーー!持ち物も可笑しいし!なにそれ!なんでリモコンがあんだよ!!!」
テンションの高さは相変わらず、その勢いのままいきなり笑い出す高尾。
俺はというと反射的に眉をひそめていた。
(それはこっちの台詞だ。
何なのだよ、こいつ!)
心の中で叫んで、ふと朝のことを思い出した。
毎日欠かさず見ているおは朝の占い。
当たるという問題ではない。俺にとって絶対なのだ。
『新たな出会いで、周りの雰囲気がいっきに華やぐかも☆』
今日の結果がリフレインする。
まさかこれだったとは…
やはり、おは朝は凄いのだよ。