第1章 食事から

それから何度か食事に誘われ、岩本さんと２人で出掛ける事が多くなった。
ランチからディナー、映画と、ステップアップしていくデート先。

・・・まさか、落とそうとしてる？

岩本さんのような、絵に描いたような素敵な人が？
信じられなくて、あたしからは何も言えずにいた。



そして今日、ちょっと期間が空いての「ご飯でも行かない？」メール。
休日ということもあって、あたしはうっかり気合を入れてしまった。