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落ちる、
第4章 それでも
「よっしゃ!」
突然の大声にびっくりして逆毛が立った。
ふんっと気合いを入れる岩本さんを見ていたら、意外にも返された表情は、笑顔。
「今日の告白、全部やめ!」
いつもの大人っぽい岩本さんとは思えないほど、少年のように体を振り回し走り出した。
「だから、今日のことは全部忘れて!」
「・・・はい?」
忘れてって言われても。
いや、あの。
・・・えーっと。
何を仰られているんです?
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