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落ちる、

第2章 夜景の前で


まさか本当に告白なんて。

いや、最初から分かりきっていた。
あたしに近付くためのデートだなんて、分かりきっていたはずなのに。
ただこんなに素敵な人が、あたしを好きになるなんて思えなくて。

違う。信じたく無かった。





気付いたらなんとなく、2人とも黙ったまま夜景を眺めていた。
分かっている。あたしの答えを待っているってことぐらい。
あたしが喋らなきゃ、この場はこのまま動く事なんて無い。
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