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落ちる、

第2章 夜景の前で


「今日誘ったのはさ、話がしたくて。」
話?
なんて、疑問符をつけるのも野暮だと黙った。
「もう分かってるかな。その、夜景とか、喜んでもらいたくて連れて来たのもあるんだけど。」
すっと、岩本さんが息を吸い込んだのが分かった。

「高野ちゃんとお付き合いしたいな、って言いたかったんだ。」

いつもと変わらない爽やかさで、でも確かな愛の告白。
予想通りで予想外な展開に、しばらく2人黙って、ただ向き合っていた。
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