【名探偵コナン】降谷さんが好きすぎて辛い【トリップ】
第3章 ポアロ
安室さんのエプロン安室さんのエプロン安室さんの「…さん?」
「ふぁいっ!?」
「どうしたんですかぼーっとして……もしかして体調悪いですか?」
「大丈夫です!元気です!」
安室さんのエプロンに動揺を隠せず、私は意識が飛んでいたらしい。
眉毛を下げて本当に体調を心配してくれている安室さんを見ていて申し訳なさしかない…
「無理はしないでくださいね?……ではまず物の置き場所から説明しますので、着いてきてください。」
「はーい!」
「紅茶の茶葉などはここにあります。砂糖やミルク等はこちらに…」
「ふむふむ……」
メモを取り聞く。
ああ、テキパキ説明する安室さんもステキ……!
「……まあ、説明はこのくらいでしょうか。飲食店の経験があるとお聞きしましたし、物の配置が分かれば大体やる事は同じかと思います。質問などありますか?」
「あ、いえ今の所は大丈夫です!また分からないことがあればその時聞きますね!」
「そうですね、いつでも聞いてください」
そう言ってにっこり微笑まれた。天使降臨とはこの事か……
まあ、それはさておき……
「……お客さん、来ないですね」
「そうですね……満席の時もあるんですが、今日は来ませんね」
「そうなんですね……」
静かな店内に2人きり。
安室さんの説明も終わり、なんだか沈黙に慣れなくて話を切り出してみるが特に話も続かない……。
……あ、ミルクと砂糖がない。場所覚えたし、取りに行こうかな。
「あの、ミルクとお砂糖のストックがないので、私裏に取りに行きますね!」
「あ、ありがとうございます。お願いします」
動いてないとなにしていいか分からん。
裏へ行き、ミルクと砂糖を発見!棚の1番上にあるけど…背伸びすれば届きそう。
「…ん?とれない」
何か引っかかっているのだろうか…袋をつまめているのだがなかなか抜けない。
「ふん!えい!」
お、少しずつだけど抜けてる気がする!いける!!
「…さん?ありました?」
中々戻らないを心配し、ひょこっと顔を出す安室。
その言葉を合図に
「おいしょっ!」
スポン!!と袋はとれた。
しかしー
「…さん、危ない!」
「へ?」
何故か上に置いてあったフライパンが、の真下へと落下してきた。