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【名探偵コナン】降谷さんが好きすぎて辛い【トリップ】

第1章 終わり、そして始まり



「お疲れ様でした~」

仕事先からの帰り道。
今日も 家に帰ったら日課である降谷さんが出てくる回を見返すんだ~ とルンルン気分で自転車に鍵をさす。
そんな時、

ブー……

私のポケットの中が振動で震える。
どうやら携帯に通知が来たようだ。
急ぎの連絡だったら困るしなぁ……と思い、自転車を触る手を離し、携帯を開く。

「……キタコレ」

大好きな夢小説の作家さんが更新した通知が届いたのだ。
これはもう大事件ですね。なんてったって大好きなトリップ夢小説。その小説が降谷さんに会った所で更新止まっていたものだから早く読みたくて仕方が無い。

家までチャリ飛ばすか。どうせもう夜だし、いつも車なんてほとんど通らない道だし。

そんな甘い考えで、自転車に跨り足に力を込める。チラッと後ろを一応みるが車が来る気配も無い。

よし、早くあそこの交差点を曲がって近道しよう……
そう思って曲がろうとした瞬間。



プーーーーーーー!!!!



突然後ろでトラックのクラクションが大きく鳴り響く。


「え、うそ、さっきまで車なんて無かっ…………」


そして勢い良く私はトラックに当たってしまったのだ。


「いっ…………!!」

痛い。全身に痛みが駆け巡る。
ああ、私は死ぬんだ……なんてどこか冷静に考えてみる。
トラックの運転手さんが勢い良く扉を開けて血相を変えて私の元へやって来た。
良かった、逃げたりされなかった。でもおかしいな……なんだか視界がぼやける…………

そこで私の意識は飛んでしまった。
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