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生涯の恋

第2章 〜翔〜


雅 「俺、潤くんは愛利ちゃんとちゃんと別れたんだと思ってた・・・。」

智 「あー・・オイラも。」

翔 「潤くん、ちゃんと話しをしなきゃとは思ってたみたいだけど・・・。」

和 「でも結局、二股みたいなもんでしょ?」



ニノの思いがけず強い口調にみんな言葉が出なかった。



和 「いや・・ほら。俺ら的には潤くんがあの女優の子と付き合い始めた経緯とかまぁ潤くんが本気なんだろう事とか見てきたから分かるけどさ・・・。」

翔 「うん・・・」

和 「ちゃんと別れてなかったとしたら愛利ちゃんにしてみたらこれってすげぇ裏切りでしょ・・。」





本当の事だけにみんな何も言えなかった。





俺も裏切り者なんだろうな。





だって知ってて知らないフリをし続けてきた。





俺が伝えるべき事じゃない、って。




いつか潤くんがちゃんと話して、きっとみんな丸く治まる、って。






ずっと逃げてきた。






どんなに愛利が潤くんを想ってきたか、知ってたのに。





俺の彼女の話しを親身になって聞いてくれて、自分の事の様に真剣にアドバイスをくれた君。







ごめんな。








今、ひとりで泣いてるんだよね?



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