第4章 決意
司達を見送り、レオの隣へ正座をして座った
「……」
『レオ…膝貸してあげるから横になっていいよ…』
「……」
レオは何も喋らず美桜の膝に頭を乗せ、顔を美桜のお腹の方へ向けた
美桜はそっとレオの頭を撫で口を開いた
『今日はどうしたの?作曲もせず空見上げて…』
「……ぃ……インスピレーションが沸き上がらない…」
『どうして?』
「……」
『私に構ってもらえなくて寂しいから?』
「…それもあるけど……」
『言わないとレオの気持ちが分からないわ』
「……怖いんだ…美桜が…他の男と仲良くするのを見てると…俺から離れそうで…」
語るレオの手は小さく震えているのに気付きレオの手に触れた
その行動にレオはピクッと震え美桜の顔を見た
『大丈夫よ。私はレオから離れたりしない…約束したでしょ?貴方から離れないって…だからもう怯えなくていいの…』
涙を流すレオに微笑み目尻に溜まっている涙を指ですくい拭った
「美桜っ…」
『愛してる…私はレオに溺れるぐらい愛してるわ』
「おれも…美桜がいないとダメなぐらい愛してる…」
目を見つめ合い深いキスを交わしそっと唇から離れた
「…決めた…」
『何を?』
「旅に出る!」
突然叫び立ち上がったレオの瞳は決意した目だが何か迷いがある目でもあった
「美桜がいないとインスピレーションが沸き上がらないって甘えて美桜に迷惑かけっぱなしだ…だから旅に出る!」
美桜は何か言いたそうにしたが言わなかった
『…また作曲しに旅出るの?』
「ああ!美桜に寂しい思いさせると思うけど秋ぐらいには帰ってくるからな!その時は沢山甘えていいか?」
『私の許可取らなくても甘えていいのよ。それに迷惑だなんて思ってないから…でも宇宙一素晴らしい曲…楽しみに待ってる…』
「おう!楽しみに待ってろ!明日出るからるかたんとおれの『Knights』を頼む」
『わかった』
それからレオはスタジオには戻らず家に帰った
翌日、起きたらレオの姿はなく美桜の机に楽譜が置いてあった