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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第13章 自分の気持ち*



ストバス会場に着くと成凛のメンバーを見つけた。大我と黒子君達も試合に参加するらしい。

大我達と試合を見ていたら、私と大我は信じられない光景を見る…


嘘でしょ?




「辰也…どうして…ここにいるの…?」

「なんで……なんでここにいやがる…氷室辰也。」

大我も私も同じ事を言っていた。


「桜…タイガ…!?こんな所で会うとはな!驚いたよ。」

「そうは見えないよ?」

そう言うと辰也は私の方に歩いてきて…抱き寄せられ頬にキスをされた。

「これでもかい?会えて嬉しいよ。もちろんタイガにも…」

「ちょっと!辰也!!何すんのよ!!」

その瞬間突然後ろから腕を引っ張られて引き寄せられた。

「それ以上はストップ!いくら桜っちの兄貴的存在だからって許さねぇ。」

「き…せ…君?」

「きせ?そうか…君がキセキの世代の黄瀬君か?」

「そうっスけど…だからなんすか?」

コイツ…俺を知ってる。でもそんなのどうだっていい…桜っちにあんな事して。ぜってー許さない。俺は自分の背中に桜っちを隠した。

「へぇ。そうゆう事か…でも桜は、俺にとって大事な子だ。妹としてではない…その証拠に俺と同じ指輪をつけてるじゃないか?」

そう言うと氷室は自分の首に指を指してここを見ろと合図してきた。そこには桜っちがつけている同じ指輪がチェーンに通されてつけられていた。

「でもそれ大我も持ってるでしょ!三人で兄妹の証って」

桜っちが氷室に向かってそう言った。少し安心したけど…それでも嫌だけどね。他の男とお揃いの指輪なんて。


「まぁいいや。俺は、次タイガ達との試合がある君も出ておいでよ。」

「バスケで勝負って事っスか?面白いっスね!火神っち、黒子っち!お願い!俺も出して!?」

「何言ってんの!黄瀬君!?」

「別に僕達は構いませんよ?火神君はどうですか?」

「あ”ぁ!!仕方ねぇな。少しだけだぞ!」


そうして黄瀬君は黒子君達と同じチームで試合をする事になった。笠松先輩も森山先輩も止めたが…黄瀬君が言う事を聞かず渋々承諾した。

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