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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第8章 正反対*




ーーハイ!!よろしくお願いします!!


聞いてしまった…もしかしたらここかもって思って屋上に来たら、黄瀬君が告白されていた、なんか立聞きなんて趣味悪いよね…せっかく良い雰囲気なのに、邪魔になっちゃうよね?教室戻ろう。

私の腕の中に大事にしまわれた袋。

別に絶対に渡さないといけないわけじゃないし…


「あれ〜桜?それ渡さないの?」

教室に戻りまりなとお昼ご飯中。

「えっ?これ?お兄ちゃんに作ったんだよ〜!」

本当は…黄瀬君に渡そうと思った。プレゼントも用意してなかったし、料理は嫌いじゃないから家庭科でクッキーを作ったんだけど、あんな所見ちゃったら渡すに渡せなくなってしまった。しかも…うちのクラスの女子の大半はさっき家庭科で作ったクッキーをあげてたから。あんなに沢山いらないよね。


「ホントにいいの?キセくん喜ぶと思うけどね〜」

「あんなに沢山貰ってるんだよ?同じのあげても嬉しくなんかないよ!それに!別に黄瀬君の為に作ったわけじゃないから!」

「桜は…ホントーに素直じゃないよね〜」

「だから…」


「俺がなんスっか?今俺の話してたっしょ?」

いつの間に戻ってきたのか、黄瀬君が私の背後から顔を出してきた。隣にはさっきの女の子がいた…


「あんたがマジでアホすぎるって話してただーけ!てか、隣の子…キセくんの友達?」

「相変わらずまりなさんは酷いっスね!あっ!隣のクラスの瀬戸晴日さんっス!瀬戸さん、この二人はまりなさんと桜っちス!」


近くで見ると余計に可愛いなぁ〜小柄で黒髪のサラサラヘア。ぱっちりな目に少し控えめな感じ。私とは正反対だ。


「初めまして。神白桜です。」




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