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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第4章 本当の姿*



気づけば練習も終わりもうすでに片付けなどが始まっていた。集中しすぎて時間が一瞬のように感じる。



「そっち片付け終わったか?!」

「「ハイ!」」

「じゃあ全員集合!神白!お前もこっちこい!」


笠松先輩に呼ばれて部員が集まってる中に恐る恐る近寄っていく。


「今黄瀬と俺でマネージャーに勧誘してる神白だ。」


「初めまして。神白桜です。」

部員の前に立ち渋々自己紹介をするが、これじゃあますます断りにくくなってしまう。

「神白、今日はどうだった?」


「はい。素晴らしいチームだと思います…」

「具体的には?」


具体的にと言われても正直どう話したら良いかわからない個々の身体能力も申し分ない。チーム力だってなかなかのものだ。しいて言えばまだ新入生が入ってきた事の戸惑いが感じられるが。そういったものはこれから経験を重ねるごとに信頼などが生まれてくる。


「笠松先輩のターンアラウンドとフェイダウェイジャンパーのスピードは全国屈指のものだと思います。森山先輩のシュートフォームは独特ですが。無回転シュートによってブロックしづらい間合いを作りだせていますし。森山先輩の両隣にいる…えっと…」


「森山の右にいるのが早川で左が小堀だ」

「早川先輩のスクリーンアウトはチーム1ですね。小堀先輩はディフェンス能力に長けていてパワーよりも技巧派だと感じられました。このチームは個々の能力は申し分ないです」


「お前あの少しの時間でそう思ったのか?」

「はい。そうですが…」


やっぱりこいつは本物だ。うちのチームになくてはならない存在になるのはそう遠い先の話じゃねぇ。




「神白さーん!!俺のプレイどうだった?」


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