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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第15章 その瞳の正体*



何度も桜っちの名前を呼び続けて、やっと気づいてくれた…

でも、一瞬合った目は、すぐに逸らされる。
そんなに辛そうな顔してバスケやってる桜っちを見てて心が痛い…


さっきは、背筋が凍りついたような感覚に襲われた。見てるこっちまで身動きひとつ取らせてもらえない…初めての経験でどうしたらいいかわからない。桜っちの周りは影に包まれて背中には黒い羽が生えてるようだった…

キレイ…
思わず見惚れる


素直にそう思えた。

これがルシフェルアイの力…

でも、桜っちが悪魔なわけない。桜っちは、むしろ【女神】だ。


「桜っち?!大丈夫?」

「私は、大丈夫…青峰君、ごめんね。ビックリしたよね?」

「バーカ、あんなでビビるわけねぇーだろ!でもお前の力は、そんなもんじゃねーよ!」

「どうゆう意味?」

「さぁな?それは、自分で考えろよ!行くぞ!さつき!じゃあな、黄瀬!桜。」


「ちょっと待って!それどうゆう…あーぁ、行っちゃった…」

勝手にここに、連れてきたのに…青峰君は、帰っちゃうし…一体なんなの?


「桜っち…?」

「黄瀬君も…ごめんね。変なの見せて…なんか不気味だったでしょ?」

「ぜーんぜん!桜っちに、あんな力があるのは、正直びっくりっスけど、なんかスゲーキレイで見惚れちゃった!」


キレイ…?そんな事初めて言われた。

「しかも、桜っちの新たな一面を見れて嬉しかったっス!!ちょっと青峰っちに感謝っスけど…さっき桜っちの事、桜って呼んでたのは、気にくわないっス!!」

私の力を知った人は、大体私を怖がるのに、黄瀬君は、違った…青峰君も変わらなかった、どうして?


「桜っち?聞いてる?」

「えっ…うん。でも、黄瀬君…私と目が合った時、凄く怖いって顔してたよ…」

「違う!桜っちが辛そうな顔してたから見てる俺も辛くなったんス。それに、どんな桜っちを見ても俺の気持ちは、変わらないっスよ!」

なんでそんなに、あなたは、優しいの?暖かくて包み込まれてるような気分になれる。心が撫でられてるみたい…

スキ

好き

すき


どう言えば、ちゃんと伝えらるんだろう…?
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