第4章 第2章 アイフリード海賊団と私。
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アイゼンに返事をしたら、ベンウィックに不思議がられたけど
まぁ、夢とはいえこの世界ではよくあること。
っていうか、アイゼンは最初から私が見えてるのに気づいてた?
「とりあえず、記憶とかは大丈夫? 混乱してないか?」
今の言動で混乱してると思ったのだろうベンウィックが尋ねてくる。
混乱も何も夢ですしね。
「名前は言えるか?」
そこで、困った。
本名のベスティリアと名乗ってもいいけど、
せっかくだから二次創作用に考えていた名前を使ってみようか?
いや、でもなぁ。
こういう時、優柔不断な私の性格は困る。