• テキストサイズ

【TOZB】Tales of Zersetia

第7章 第5章 返答



「まさか。けど、要塞を抜けた後、王都まで船と船員を貸してくれるなら協力してもいい。」
とベルベッドは腕を組みながら返答する。
(まだ、この頃のベルベッドは真実を何も知らない。)
これから起こる出来事を知っているからこそ、モードレットはいたたまれない気持ちになった。
「・・・・・・いいだろう。が、こっちも言っておくことがある。」
とアイゼンが一呼吸おいて話し始める。
「俺は周囲に不幸をもたらす”死神の呪い”にかかっている。1000回振っても”裏”しか出ないほどの悪運だ。要塞を抜けようとした時も、3人犠牲が出た。同行すれば、何が起こるかわからんぞ。」
本編と微妙に犠牲人数が少ないのは、モードレットが近くに居たことで、死神の呪いが和らいだからだろう。

「何故そんな不利な状況を教えるの」
「業魔も、理不尽に死にたくはないだろう。」
そういうとアイゼンはそのコインをベルベッドへと投げた。
「どーでもいいわ。裏なら自力で表にひっくり返すだけよ」
(ですよねー。)
ベルベッドはそう答えアイゼンにコインを投げ返す。
受け取ったコインは表の絵柄になっていた。
それを見たアイゼンはさっきとは違う笑みを浮かべた。
/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp