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トリコー王の獣。ー

第3章 四獣!


四獣本体に苦戦している四天王、その頃リンネは外を出た。

夜はすでにどくにかかっているため、体力を消耗していた。

障壁のあるリンネは大丈夫であったが、少しきついところであった。

薬を飲んだので、スタミナは最大。

双剣を手に取り、相手を切り刻む。

夜も噛み、体力を吸収して体力を補給していた。

刹那、緑の大きな拳のような部分が目の前に飛んできた。

ドンッ!!

その力は強く、人のいるところまで吹っ飛んでいった。

貴「グッ・・・!!」

障壁があってもきついのか。

四天王が食欲を・・・実体化させて・・・!?

なるほど・・・それをあのバトルウルフ達が・・・

貴「耐えないとってことなのね。あれは本気で取りかかろうと・・・?

なるほど。殺すつもりか。夜もそろそろかなー。

雲が光をおおう。

暗い・・・あ、始まった。

キィイイインと音をたて、光る。

龍神種のひとつ、酷華。

切り裂き、食らい、えぐるように相手に潜り込む。

尻尾で相手の体を持ち上げた。

天高く飛び上がる。そして__

くるりと勢いをつけ、ドゴォと音を立てて都心の街に大穴を開けた。

ギュシャァァアアアア!!!!

ア、ヤバイ。

なぜ雷神の舞いを!

あかんよ、それ・・・

黒い雲が穴の上に集まった。

夜が四獣を先程のように尻尾で持ち上げる。

瞬間、雷が耳をつんざくほどの音をたて四獣にうちはなった。

・・・だが。

しょくしゅのように伸びたてが夜を吹き飛ばした。

貴「夜!戻ってッ!!」

光がまた溢れ、もとの蛇の姿に戻った。
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