第3章 四獣!
貴「はー、こーやって人避けを・・・ねぇ。」
夜がシュル・・・シャァアー・・・となく。
舌をチロチロ、と見せながらフェロモンを出すように。
貴「・・・この剣でいい、よね。らむね、さくら。」
ら「にゃー!なんですか、だんにゃー!!」
貴「・・・今から戦争が起こる。私はこの結晶の力で戦う。
二匹は人を守りな。」
今までよりも大きく、強い武器をわたして向かわせた。
貴「・・・次は四天王さんの皆さんに届けんと。ね、夜。」
夜「シュー・・・?」
じっと一方を見つめた。あ、ばかでかい馬がいる。
・・・あそこか。・・・小松、いるかな。小松・・・久しぶりだよ、ここ。
空を見てにっこりとほほえんだ。
貴「夜、頼むね。」
夜「シュー・・・」
バクンッ
異空間。イヤー楽ね。
・・・さぁ、戦争だ。
四天王・・・一龍さんに話は聞いたんだろうか・・・
そろそろか。
スタッ
貴「はじめましてだよね、四天王さんたち。
私、ハンター。保護隊のねー。この子は夜。
四獣を倒すの、手伝えってことなんで来たんですよ。
さ、皆さん。もう来ますよ。私はてきのちみっこいのを倒すんで。
さ、みなさんばいばーい。」
ト「親父が?・・・早めにいった方が良さそうだな。
テリー!」
テ「ばぅっ!!」
ダタッ
コ「キッス!!」
キ「ア゛ア!!」
バサッ
サ「クイン!!」
ク「シュー!!!」
ゼ「ダルマホース!!」
ダ「ひひぃーんっ!!」
貴「さて、いきましたねー。
結晶華の世渡り道!!」
ピキキキッ・・・!
貴「まだまだっ!
結晶のケージ!!」
シュンッ!ピキキキッ・・・!
結晶の檻を作り出す。
貴「夜。さ、でなさい。」
しゅるり、と音を立てながら地面につく。
さぁ、始まるよ。
応えるようにしゅるー、と一鳴きした。
周りからもぎゅあぁー、猛獣の叫び声が聞こえる。
貴「スタート!!!」
手を空中でクロスして、技を叫ぶ。
輪廻の結晶っ!
すっ、と魔方陣のような円が敵の前方上に現れる。
無数の魔方陣からあ現れたのは、赤く怪しく光る鋭い結晶。
輪廻のみちを歩みなよっ!
クロスをとくと、一気に敵に突き刺さり吸い込む。
大きく、鋭く、怪しく、妖しく、紅く光る結晶。
敵を食らう化け物、輪廻。
どんどん結晶が大きくなっていく。