第2章 愛×恋
あの日、あたしとすばるさんは、キスだけでなんとか済んだ
すばるさんの携帯の着信音に2人共、我に戻った
顔を見合わせて、お互いどちらからともなく
自販機で飲み物を買って、車に乗り込んだ
待ち合わせしたカフェに戻り、車を降り
すばるさんと別れた
今でも思う
あの時、すばるさんの携帯が鳴らんかったら・・・って
あたしは、実家に行きスバルと共に家に帰った
深夜―
日付が変わろうとしてた
忠義が帰って来た
鍵を開けるのを一瞬躊躇った
だって、現実を見てる気がして
忠義「ただいまー。むっちゃ疲れたー」
『おかえりー』
忠義「お土産ー。スバルにも買うて来たーって寝てるでな。」
『明日にしよ。お風呂入る?』
忠義「うん。あ、明日仕事やろ?先寝てええよー。俺も、すぐ寝るし」
『ありがとう』
そう言いながらも、忠義がお風呂の間、荷物を片づけてた
片付けが終わったころ、忠義がお風呂から出て来た
忠義「あぁーやっぱ家やでなぁー。あんー。一緒に寝る?」
『うん』
ベッドに行き、キスをした
そのまま軽いスキンシップ・・・
でも、忠義
疲れてるから、寝ちゃった(笑)
あたしは、忠義に抱き付いて眠りについた
その日―
夢を見た
すばるさんとカラダを重ねる夢を・・・
起きたら、濡れてて
自分でもびっくりした
起きて、着替えて支度を始めた
いつも通りの朝
何も変わってへん
変わったのは、あたしのココロかな