第3章 恋の応援しちゃいます?
キーーンコーーン
カーーンコーーン…
「じゃありいな行こ?」
「…う、うん…!!」
あれからというもの、遠山さん、麻理絵ちゃんとも少しずつだけど仲良くなり、他のクラスメートともだいぶ話せるようになってきた。
そして今日はなんと、今から一緒に買い物に行く事になったのだ。
(まさか誰かと一緒に放課後遊ぶ事があるだなんて…!本当夢みたい)
みんなにとっては当たり前の事なんだろうけど、そういう経験のない私には嬉しくってたまらない。
「りいな何やってんのよー!早く行くよ!」
気がつくと、廊下で麻理絵ちゃんの呼ぶ声がする。こんな事考えている場合じゃない、早く行かなくては。