第1章 運命が変わった
キーーンコーーンカーーンコーーン…
「ふぅ、やっと終わった…。」
4月の第4月曜日。私、佐々本りいなも高校2年生になってからもう2週間。
やっと新しい教室にも慣れてきた。
「ねえねえ、最近出来た新しいパンケーキ屋行かなーい?」
「うん、行く行くー♪」
すぐ隣りでクラスメートの会話が聞こえた。
教室には慣れたものの、私には友達なんていない。小さい頃からずーっと。
(人の事うらやましがってる場合じゃないや、さっさと帰ろ)
そして私は廊下にでた。靴箱に向かっていると、女の子がたくさん集まっていた。
たぶん、みんなアノ人達目当てだろうなぁ…
「あ!来たよ!」