第70章 デリバリーサンタ 一松
ユサユサと腰を揺らし中を掻き回す。
主が好きな角度で攻めまくる。
お前の声が、身体が、おれの心を満たす。
お前でいっぱいになってゆく。
「くっ……もう、むりっ」
「あっあぁっ!わたしも…っ!!」
腰の動きを激しくしながら、主のうなじに顔をうずめ汗を舐めとる。
おれの気持ち、届いてるかな。
言わなくても伝わってるかな。
伝わってると…いいな。
「あ…ああぁぁあんっ!!」
主が身体の芯に火がついたみたいに熱く脈打って達した時、おれは奥に欲望を吐き出した。
頭の天辺まで突き抜ける快感に、互いの温もりを逃すまいとキツく抱きしめ合うと——頭の中が、真っ白になった。
・・・