第1章 長男との初夜
「こんな事って、あるんだね?」
シーツを洗いながら呟く主ちゃん。
真っ白なシーツには、主ちゃんの沢山溢れ出た愛液と。
「いやぁ、自分でも信じらんねー」
おれのザーメンで出来たシミ。
「夢精とか中学生以来だわ…マジで」
俺がそう言うと、主ちゃんは恥ずかしそうに俯いた。
いや俺の方が恥ずかしいけども!
ヤッた後、俺たちは裸のまんまベッドで眠った。
気がつけば夢の中、俺はまた主ちゃんを抱いていて。
そして、絶頂を迎えるところで目が覚めたら…
「汚れ落ちたか?」
「なんとか」
この有様である。
夢の中でもイカせるとか、主ちゃん、恐るべし!!
「ゴメンな。次はちゃんと主ちゃんの中で出すから…」
「ふふっ、何回も来られたら身体が持たないよ。また時間ある時にね」
シーツをベランダに干し終わった主ちゃんは、ソファーで寝転ぶ俺にぴとっとくっついてきた。
「明日早いから、朝までもう少し寝させて…。おやすみ…なさい…」
俺に抱きつくと、主ちゃんはそのまま眠ってしまった。
(次はもっとカッコいいとこ見せるからな。おやすみ)
次回のリベンジを胸に刻み、安らかな寝顔にキスをして、俺も瞼を閉じた。
次に見た夢は、顔面騎乗をしたせいなのか、何故か俺は馬の鞍になって主ちゃんを跨らせていたのだった。