第57章 トッティとドキドキしたい時に読む話
トド松くんはズルい。
まるで魔法にかけられたみたいに、誘うような瞳はわたしに言葉を紡がせる。
「ダメ…もっと…」
「ん?どーしたの?」
「いつも…みたいに…して」
切なくてどうにかなってしまいそうだ。
子宮の奥がジンジンする。
「おねがい……っ」
わたしがそう言うと満足気に微笑み、両足を肩に乗せ腰を深く沈めてきた。
「ひゃあぁぁあ…!!」
体重をかけながら奥まで貫かれた途端、頭のてっぺんまで突き抜けるような強い快感に襲われる。
「奥のコリコリが好きだもんね?」
深い腰のピストンに愛液が溢れ、結合部からはグチュグチュと粘り気のある水音が部屋に響く。
奥を突かれる度に、声が勝手に漏れてしまう。
「あ…あ…あ…っ!」
「かわいいよ…ねぇ、ボクの目を見て」
閉じていた目を開けると、ギラギラと男っぽくてセクシーなトド松くんがいた。
「もう…ダメ……イっちゃう…っ!」
「っ……ボクもっ!」
「あ…そこっ、スゴいっ……!!」
「ココが…好きなの?イイよ…いっぱい突いてあげる…!」
腰が浮くほど足を持ち上げられ、上からズンズンと激しく突かれると、頭の中で何かが弾けたように気持ちよさが全身に広がる。
「あぁぁぁあーーっ!!」
「くっ……イクよ…っ!」
寒い寒い冬の日…わたし達は汗を流し合い、身体も心も二人の体温でとろけて一つになった。