• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第56章 お前がいないとだめなんだ カラ松


チョロ松視点



カラ松兄さんの様子がこの頃おかしい。

いや、社会的に見たら良くなったのかもしれない。

でもやっぱり…なんか変だ。

何が変かって言うと…。


「カラ松〜釣り行かね?」

「いや、今日はやめておく」

「んだよ、つれね〜ヤツ…釣りだけに」


誰も笑うわけがなかった。
そしてスルーした。

おそ松兄さんは釣りの誘いを断られむくれている。


「おそ松兄さん、じゃあボクとパチンコ行かない?」

「行くーっ!でも百円しかないからお金貸してっ!」

「何それっ!?たかる気満々っ!?それなら一人で行くし!」

「えー?水臭いなぁトッティー!」


このバカは、弟から金を巻き上げる以外に「働く」という選択肢はないのだろうか?
カラ松兄さんを釣りに誘ったのも、一円も払う気なかったからだな。


「つーかさ、話変わるけど何か最近カラ松変じゃね?」

「変?いつも通りだが…」


おそ松兄さんが、馬鹿正直にブッ込んだ。
ホント、なんでこんなにバカなんだ?
変だと思ったらさ、フツー相手を気遣って少しずつ探りを入れるもんじゃないの?


「えー絶対変!まずイタイ事言わなくなった。はい次チョロ松」


てか、変になったというより逆にマトモになったよな。って、なんか僕に話振られたし。





/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp