第51章 本気で虐めちゃうけど…いいよね? トド松
「うまーい!こーゆー横文字のお菓子ってさ、普段あんま食わないから新鮮なんだよなー」
エッチを終えて2人でゴロゴロしていたら、おそ松兄さんが一番乗りで帰ってきた。
正直、一番ゲスなこいつには一番会わせたくなかったのに。
主ちゃんのチーズケーキを食べながら、デレデレと鼻の下を伸ばして笑っている。
「何言ってんの。主ちゃんちケーキ屋だからしょっちゅう食べてるでしょ?」
テキトーな事言ってさ…。失礼極まりないから。
「ふふっ、うちのお店のケーキもまた持ってきますねっ」
どこまで良い子なんだ…ボクの彼女は…。
「なーなー、今度は俺達と一緒に温泉行こうぜ?いいよなトッティ?」
「いいわけない」
「アハハッ、皆さんと一緒なら絶対楽しいですね!」
「って主ちゃん乗り気ー!?」
コイツらと温泉なんて行ったら最後だよ!?
人として大切な何かを奪われたのち性処理肉便器だから!!
「絶っっ対にダメ!!」
「えーなんでー?一発ぐらいお兄ちゃんに貸してよー」
「馬鹿なの!?何堂々とゲスい発言かましてんの!!??」
「え?貸すって何をですか?」
(主ちゃん、頼むからその天然発言やめよう?)
「えぇと、それはねー、主ちゃんのぉ〜恥ずかしいあ」
「やめろゲス松ーーっ!!」
相変わらず兄に振り回される末弟なのだった。
ワンランク上の人間を目指し、がんばれトッティ!
明るい未来はすぐそこだ!
——たぶん。