第36章 番外編 F6 SIX SHAME BODYS!
「ねぇ、今夜は狂っちゃいなよ?僕ら以外誰もいない、七人の世界でさ…」
「おそ…まつくん…っ」
おそ松くんの舌がわたしの唇を優しくこじ開けた。
閉じようとすれば舌が何度も唇をなぞる。
いいのかな…。
わたし、トッティの彼女なのに。
みんなを求めてしまっても。
夢の中ならこんな事されても——許されるのかな?
「十四松、主さんの下半身が寂しそうです。慰めてあげなさい」
「わかったー!」
チョロ松くんの声にハッとする。
(か、下半身って、もしかして…もしかしなくても…)
すかさず太腿を閉じると、チョロ松くんと一松くんが片脚ずつ持ち、いとも簡単に防御を解かれてしまった。
わたしの恥ずかしい部分が露わになる。
「んっ…やだぁっ!!見ないでぇ……んぐっ!?」
「主ちゃん、キスに集中して?」
おそ松くんが口を塞ぎ、舌を使って唾液を送り込んできた。
媚薬を飲まされたのかと錯覚するくらい、身体が熱くなっていく。
舌が優しく私の口内を這う。
「主ちゃん、恋という名の媚薬を…君に」
「ん……」
(恋という名の……)
こんなに魅惑的な王子様達に一度に愛され、感じない女性なんているはずがない。
わたしの身体は、六人の愛でトロトロに溶かされていく。