• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第32章 アンケート投票第1位 チョロ松は見た!


「はあぁぁあ……もうダメぇーーっ!イッちゃいますぅーー!!」

「イッちゃえよ?肉便器アイドル主ちゃーん?」

「ーーっ!!」


背中を仰け反らせ、脚をピンと伸ばし、主さんは僕の目の前でイッた……清々しいくらいにイッてのけた———。


(す、すごい…)


僕は息をするのを忘れるくらい、没頭して見ていた。

リアルで女の子がイクところを——初めて見てしまった…。


(なんて…色っぽくて、綺麗なんだろう)


主さんは、おそ松兄さんに身体を預け、ウットリとした表情で息を整えている。

彼女の汗ばんだ額を、兄さんがそっと撫でた。


「気持ちよかったか?」

「……うん」


この僅かなやり取りで、二人だけの世界がある事を思い知らされた。


(信頼し合っているから…あんなに恥ずかしい自分をお互いさらけ出せるのか…)


いや、アイツに関しては、信頼とか関係なく常にバカをさらけ出してるな。

でも、どうやら主さんは、本当におそ松兄さんに惚れているようだ。


(二人の世界を覗き見とか、僕はサイテーだ…)


いなくなろうと立ち上がり、リュックを持つと、


「じゃあ本番いってみよー!」

「キャッ!」


「本番」という言葉の魔力に、僕はまたしてもふすまの前に呼び戻されてしまった。


/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp