第31章 ※アンケート投票第1位 俺の精いっぱい 長男
「ほんとにいい匂いー」
髪をかきあげクリームを塗りながら香りを楽しんでいる。
はしゃいでるその背後に回り、
「えっ?」
胸元にすばやくネックレスをつけた。
俺にはよくわかんねーけど、ピンクゴールド?にコロンと小さなルビーがついた、シンプルなヤツ。
今の俺には、これが精いっぱい。
これのために、一体馬が何頭レースに出馬したことか…。
「おそ松くん…これ…」
「うっし。かえろかえろー」
俺は鼻の下を擦りながら前を歩く。
…顔が赤いのをバレたくなかった。
すると、突然後ろから主ちゃんが抱きついてきた。
「お、おい!早く帰らねーと」
「おそ松くん…だいすき…」
「!!」
出たよ…。
ロマンティックが止まらないよ。
今夜は手を出さないように距離を置いてたっつーのに。
「つまり、大好きな俺の言う事なら、なんだって聞くってこと?」
「へ?ちょ、ちょっと何…んー!」
俺はすかさず主ちゃんにキスをし、舌を絡ませた。
「今夜はついに、俺たち青姦デビューかー!誕生日にもってこいなシチュエーションじゃね?」
「嘘でしょ!?やだっ!幸せに浸りたかったのに!なんですぐそっちに持っていくの!?」
手を引いて、街灯の灯りが届かない河川敷に連れて行きそのまま押し倒す。
木が生い茂って絶好の青姦ポイントだ。
プレゼントもいいけどさ、やっぱりセックスが一番だろ?
何度だって抱いてやる。
これが俺の愛情表現。
首筋にキスを落とす——と、オーラルジャストミーでムスコがマラな香りが、俺を主ちゃんへといざなっていった。