第30章 アンケート投票第2位 注文の多い猫松 後編
一松視点
回りくどい手段で、なんとか主に猫のコスプレをさせる事が出来た。
あとはもう、欲望に身を任せるのみ。
主の腕を掴み、執拗に手袋の肉球で乳首を虐めさせる。
おれがいつもやっているように、小刻みに振動させると、声を漏らしながら腰を震わせている。
「ほら、次は一人でやってよ?」
主は羞恥心をグッとこらえるように、下唇を噛み締めている。
おれは主をベッドに座らせた。
「はい、どーぞ」
「手袋、取ってもいい?」
「ダメ」
肉球は大事なアイテムなんで。
主は諦めたのか、うつむきながら乳首に肉球部分をあてて手を動かし始めた。
「ん……」
「おれの目を見ながらやって?」
顎を掴み顔を無理やり上げさせると、潤んだ瞳がそこにはあった。
「いちまつ…くん…」
「ねえ、一人の時そうやっておれのこと思い出しながらやってんの?おれに触れられた感覚を思い出してさ?」
ククッと笑いながら顔を近づける。
「し、してな…ぃ…んっ…」
耳まで真っ赤にしながら、おれを見つめ従順に命令を聞く主。
ゾクゾクするなぁおい。
「ほぉーら、ご褒美」
おれはキスをしながら主を組み敷いて、そのまま胸にしゃぶりついた。
既に刺激に反応していた先端はかわいく膨れている。
舌でツンツンと押せば、おれのかわいい猫は鳴き声をあげて喜んでいる。
吸いながらやんわりと噛みつくと、呼吸が乱れてゆく。
胸が弱点とか困るよな。
痛くなるまで虐め抜きたくなる。
ちゅぱっとワザとエロい音を立てて唇を離し、主の顔を見た。
無自覚だろうけど、瞳がやめないでと懇願している。
猫様がご所望なら応えるしかない。
今度は逆の胸を可愛がってやる。
先端の周りを舌でくるくるし、音を立てて吸い付いた。