第26章 鬼の寝る間にいちごパンツ おそ松
おそ松視点
(よし、よく眠ってんな)
俺はそろりそろりとコソ泥よろしく主ちゃんに近づいた。
今夜はセックスする約束だったのに、主ちゃんはシャワーを浴びると、そのままソファーでうたた寝をしてしまったのだった。
このまま何もしないで寝たらさ、俺、寂しさで死んじゃうから。マジで。
というわけで、これから俺との約束を破った主ちゃんにオシオキタイムである。
まぁ、寝てなくてもどっちみち履かせる予定だったけど。
俺は、右手に持ったソレを両手で顔の前に広げた。
ソレってのは…
白地にイチゴのプリントが入った…イチゴパンティ!!
俺はあえてこう呼ぼう!
(いちごぱんちゅ!!)
と…。
誰にどう思われても関係ない。
これは、俺と主ちゃん、2人の問題。
彼女である主ちゃんには、俺を喜ばせる義務がある!!
そして俺は、主ちゃんとめくるめくエロいセックスをする義務がある!!
俺たちにセックスレスなんて、ありえないのだ!!
「はーい。まずはパジャマをぬぎぬぎしますね〜」
「スー…スー…」
そっと囁いても、起きる気配は無い。
俺はガッツポーズを取った。