第22章 寝起きにレモンフレーバー 十四松
「主チャン…イジメル…ユルサ…ナ…イ……」
(話し方までロボット!?)
口調まで変わってしまい、もはやキャラ崩壊待ったなしである。
手にバットを持った十四松くんが、組んず解れつな状態のわたし達にじわりじわりと近寄ってきた。
そして、両手で構えたバットで渾身のフルスイング!!
「ふんぬっー!」
「うぐっ!?」
「ふんぬっー!」
「グフッ!!」
「ふんぬっー!」
「ブッフェ!?」
「ふんぬっー!」
「んあぁっ!?」
「ふんぬっー!」
「ボエバァッ!?」
・・・
気絶した五人が押入れの前に山積みになる。
わたしがあれだけ苦戦していたというのに、一瞬で片が付いてしまった。
「十四松…くん…?」
恐る恐る話しかける。
すると…
「主ちゃんっ!!おは463のゲッツーー!!!!」
いつもの無邪気な笑顔に戻り、ふわりと抱きしめられた。