第21章 ※恋は桃色 トド松
「…仕事終わるまでわたしの部屋で待ってて」
「!!」
主ちゃんが、周りにバレないようそっとボクに耳打ちして、胸ポケットに家の鍵を滑り込ませた。
「主…ちゃん…」
「やったねー!おめで盗塁王!!」
「十四松兄さん…」
(二人とも、ありがとう…そしてゴメン…)
我に返った途端、嫉妬に狂っていた自分が恥ずかしくなった。
「ねぇ、パフェおかわりする?奢ってあげる!」
「やったぁーー!!家宝にすっぺー!!」
しばらく十四松兄さんとのんびりカフェで過ごしてから、ボクは主ちゃんの部屋に向かった。
・・・