第11章 十四松の笑顔
イッた後、すぐ元気になったぼくのタッティに、主ちゃんはコンドームを着けてくれた。
「十四松くん…挿れて…」
かわいくおねだりする主ちゃんを優しく押し倒す。
ゆっくり挿れると、主ちゃんがぼくを見てポロリと一粒涙を流した。
「いたいの!?」
「ちがう」
「イヤだった?」
ぶんぶんと顔を横に振る。
「うれしくて…」
「……うん」
「ずっと…会いたかった」
「…ぼくも、おんなじキモチ」
エッチってふしぎだよね。
カラダもココロもはだかになっちゃう。
主ちゃんのキモチが、
いたいほどぼくの中に入ってくる。
ぼくが腰を動かすたびに、甘い鳴き声が部屋に響く。
ホントは主ちゃんをゆっくり休ませてあげたかったのに、
結局ぼくたちは夢中になっちゃって、
眠りにつく頃にはうっすらと空が明るくなっていた。
・・・