• テキストサイズ

おそ松さん〜ニート達の裏模様〜

第10章 トド松のかくれんぼ


カラ松視点



(なんてことだ…!オレのパーフェクトファッションがっ!!)


漢同士の真剣勝負の最中、つい手が滑ってお茶をパーフェクトファッションにこぼしてしまった。

幸い革ジャンは無事だが、タンクトップのマイフェイスにお茶を飲ませてしまうとは…やれやれ…オレもヤキがまわったな。


(そういえば、トド松を呼んでこいと頼まれていたな…)


居間と台所を覗くが、トド松の姿が見当たらない。


(トイレか…?)


タンクトップを脱ぎ、洗濯カゴに入れてからトイレをノックする。


「トッティ、おそ松が呼んでるぞ」


——ガタンッ!!


「んっ!?」


真っ暗な浴室から不審な物音…?


(まさか…マッドスティック!!??)

「誰だっ!?フーアーユウッッ!!!!」


オレは勢いよく風呂場のドアを開けた!!

カラ松アイズに飛び込んできたものは…!!


「え……?」


何だ?

トッティがタッティでタッティがホールインワン——?


「………フッ……」




そっと、二人のラバーズドアを閉めた。


「おそ松ー!トッティは出かけたようだー!」



さぁ、戦いの地に戻ろう。

オレは孤高の戦士…。

勝ち抜いて、心の渇きを潤す極上スイーツを、必ずや手に入れてみせよう。

オレは今、何も見ていない。

ぬっるぬるなど、見て…いな…い…。















また一人、カラ松ボーイが増えた事を、この時の彼は知る由もなかった…。
/ 1118ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp