第6章 光琉×月季
「佐藤先輩よ!ほら、このまえ委員会で仲良くしてたじゃないの」
「そうだっけ。忘れたー」
「えぇ!あんなカッコよくて優しい先輩を...」
そんなのいちいち覚えてらんないよ。
委員会なんて山ほどさせられたものね。
うーん、佐藤先輩か...
腕組みして思い出そうとする。
仲良くしてたのに忘れるなんて。
私って最低だ....
「光琉ー、そろそろ移動教室に行かない?次は着付けよ!」
「はいはい...、着物着れるからって着付け出来るの?香織...」
「ヨユーヨユー!」
るんるんの香織に呆れつつも、準備して教室へ向かった。