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お嬢様のお悩み
第1章 まさかの4人?
「獅戸廉斗と申します。これから何とぞ宜しくお願い致します」
丁寧に挨拶をしてくれる彼。
ま、まあ別によろしくしてもいいけど!
と心の中で上から目線な返事を返し、私は車へ乗り込んだ。
「ヒロさん、執事さんは彼だけ?」
「いえ。」
いえ。ってなに!?
じゃあ、まだいるってこと?
「あともう一人ぐらいかなあ」
実は私、執事ってあまり好きじゃない。
使用人と主なんて、ちょっと調子乗りすぎでしょ?
そうでもないか。
「あと3人ですよ、お嬢様」
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