• テキストサイズ

お嬢様のお悩み

第5章 光琉×颯良



「光琉、入ってい?」

「どうしたの、珍しいね」

入って来たのは海斗(うみと)兄さん。
いつもは仕事仕事で家に帰っては来ない。

「うん、午後は休みにしてもらったんだ」

ソファーに座る海斗兄さん。
海斗兄さんとはあんまり話したことがない。

だからだろうか、苦手意識が高い。

「何か用があって来たんでしょ。」

「ああ、そうだった」

海斗兄さんは思い出したようにそう一言呟き、ポケットからルビーのネックレスを取り出した。

「これ、光琉にあげるよ」

そのネックレスを差し出す。
キラキラしていて綺麗だ。
/ 117ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp