第3章 光琉×廉斗
庭に出ると、綺麗な花が広がっている。
ここはお母さんの趣味でガーデニングも出来る花壇が作られていて、花がたくさん植えられている。
執事が来てから、なんだか調子が狂う。
お父さんもおじいちゃんも過保護なのよ。
たかだか高校生なんだよ?
それなのに執事を5人も付けるなんてどうかしてる。
そうやって、保護官に置こうとしてるけど。
結局、仕事でみんな帰って来ないくせに...
「...ぐすっ....」
やっぱりお嬢様なんか嫌い。
執事だって、メイドだって。
みんなみんな嫌い。
どうせ仕事じゃなければ離れていくんだもん。
だったらそばになんか居てもらわなくていい。
最初から居なかった方が悲しまなくていいもの。