第1章 まさかの4人?
「おはよ。あのね、ヒロさんってば扱いひどいのよ」
「ははは、仕方ないよ。今日は執事学校の卒業生達が仕えに迎える準備がされるんだから」
彼女は香織。
同じクラスで親友だ。
「そうだけどさ...」
「なに、あんた里島さん好きなの!?」
「違うよ!!!」
なんでそうなっちゃうかな。
ヒロさんは私の親みたいな人だよ。
好きなんか、有り得ないよ。
「光琉さ、好きな人とか作んないの?」
「どうせお見合いさせられるんだもん。作ったって意味ないもーんだ」
とか言いつつ、恋愛なんかには興味無いんだよね。