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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。
第14章 燈る
午後からの練習は少し気まずくて、片付けを終えると逃げるように帰った。
木吉が入院してからは一人で帰っている。
帰宅時間は変わらないが、日は長い。
ふっと頭をよぎるのは、
《皆に要らない心配をかけていた事》
《取り残されるような焦燥感》
迷惑を掛けているんじゃないか?
自分はバスケ部に必要無いんじゃないか?
昼食時の楽しかったおしゃべりが嘘だったみたいに、
つぎつぎにマイナスのイメージばかりが浮かぶ。
「はぁー…」
大きくため息を着いたときメールの受信音が鳴った。
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