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【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第61章 向き合う


(鍵が空いてる…)

朝はしっかり閉めたはずだ。
いくらフラつく頭だったとしても、そういう所はきちんとしている自信がある。

お兄ちゃんはまだ帰って来ないはず。

(どうして?)

自宅に入るのが怖い…。
誰か居たらどうしたらいい?

居なかったとしても、部屋が荒らされてたりしたら…。



(110番する?)


でも、本当は閉め忘れただけかもしれない…。


(凛ならまだ側に…)

ううん。ダメだ。
本当に大事だったりしたら大変。

何より、凛を巻き込んじゃダメだ。



ドア前でケータイを構えてアタフタしていると、


「入って来ねーのかよ」


と聞き慣れた声が…

でも、今はあまり聞きたくは無い声が聞こえた。




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