• テキストサイズ

【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第58章 切り替える


今回の試合はいつもと違う展開になる。
うちの先行逃げ切りにする

ロッカー室でリコが言っていた言葉。

なのに…。

「主導権もらった」

黄瀬くんの言葉に顔が歪んだ。


いきなり大差をつけられて、皆が焦っている。

空回りしているコート内にリコがメンバーチェンジを出した。



「降旗くん。出番よ」


リコの言葉に固まっている降旗。



「試合に出たい」とずっと望んでいた彼。

そんな彼にチャンスが巡ってきて、こっちまで嬉しくなった。

コートに向かうガチガチの背中は、頼もしいとは言い難いけど、彼らしいと言えば彼らしい。


「頑張れ。降旗」

そう、小さく呟いた。
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp