• テキストサイズ

【黒子のバスケ】伝える。聴こえる。

第57章 傾く


「86-70で洛山高校の勝ち」



肩を落とす背中に、

(お疲れ様。かっこよかったよ)と心の中で語りかけた。


応援席に向かって「応援ありがとうございました」と頭を下げる秀徳の皆さん。



(明日の試合も頑張って)


口には出さずに、
今だけ、
今だけは、
清志くんの明日の勝利を願う。


もしかしたら対戦相手がうちになるかもしれないなんて事は考えなかった。







さあ、切り替えよう。

清志くんの従妹でいていいのはここまで。



今から試合だ。
私は誠凛のマネージャーだ。



「ふぅー」と大きく息を吐いて、気持ちを整える。




海常戦がはじまる。
/ 402ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp